読者の皆さん『おはようございます!』アッキーです
昨晩から少し小雨が降ってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか
さて、今回はYMO全盛の1980年代に現れたシンセサイザー・デュオ『JULLAN』 (ジュラン) について紹介したいと思います
ジュランは当時、一橋大学の学生であったHIROSHII(瀬川博史)さん(昭和35年6月4日生)と、『ATSUSHI』(山田 敦)さん(昭和37年8月2日生)の二人で結成された、シンセサイザーを基本とするエレクトリック・ポップ・デュオで、デビュー前に当時の坂本龍一の人気ラジオ番組『サウンド・ストリート』で紹介された事もありました
『Rouge Train』発表の頃からATSUSHIさんが脱退して、代わりにTADASHIさんとHIROSHIさんの二人で活動していました
ジュランの歌は基本英語で、日本よりも海外進出をねらっていたような印象を受ける歌と、シンセとリズム・マシーンを使ったエレクトリックなサウンドでした
その当時、デモテープを送ったイギリスの『Melody Maker』(メロディーメーカー)誌で絶賛され、カルチャークラブのボーイジョージからも「日本から世界に飛び立つグループだ!」と褒められたという都市伝説も残っています
現在、ネット上を調べても数少ない情報しか無いのですが、その中で歌が下手とかメロディーとアレンジが単調でと言う意見が多数ですが、アッキー的にはあのボーカルの歌い方とアレンジは、エレクトロ感を出すためにもベストだったと思います
ジュランの音楽は現在聴いても全く古さを感じませんし、出来たらぜひ彼らに復活して欲しいと思っています
では、ジュランのディスコグラフィーとして、発売されましたシングルとアルバムを紹介します
◆シングル◆
デビュー『 Imaginary Doll』 1984年 Sound Design
A Imaginary Doll
B PASSING GIRL
2nd 『BECAUSE of LOVE』 1984年 Sound Design
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A BECAUSE of LOVE
B TO BE or NOT TO BE
3rd 『Rouge Train』 1985年 Sound Design
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A Rouge Train
B TELL ME TELL ME
*未確認 『Love Somebody』 1985年 Sound Design
◆12inch シングル◆
『Because of Love』 ビコーズ・オブ・ラブ Sound Design
A-1 Because of Love (English)
B-1 Because of Love
B-2 TO BE or NOT TO BE
『Rouge Train EXPRESS』 ルージュ・トレイン Sound Design
A-1 ROUGE TRAIN EXPRESS
B-1 LOVE SOMEBODY
B-2 AFTER LOVE IS GONE
1st 『Imaginary Doll』 イマジナリー・ドール 1984年 Sound Design
HIROSHI:vocal・synthesizers・acoustic piano・MC-4 & LINN Drum programming
ATSUSHI:vocal・synthesizers・guitar
support musician:藤井章司:drums
produced by 筒井望
mixing engineered by 梶 篤
recording engineered by 鎌田岳彦・河合十里
A-1 Enough To Dance
A-2 Beware Of Love
A-3 Mysterious Marionette
A-4 Life Without You
A-5 Imaginary Doll
B-1 Electric Day
B-2 The River Flowing To Death
B-3 Passing Girl
B-4 Melody For You
B-5 The End For The Beginning
2cd『Electromance』 エレクトロマンス 1984年 Sound Design
A-1 Mind Kiss
A-2 Be With You
A-3 The Window
A-4 Torn Hearts
A-5 You’re My Baby
A-6 Because Of Love
B-1 To Be Or Not To Be
B-2 Happy Birthday To My Girl
B-3 Heart Of Love
B-4 Time To Be Apart
3rd『PULSE』パルス 1985年 Sound Design
A-1 DEPEND ON YOU
A-2 STOP THE RACE
A-3 THE SIP
A-4 SAVE THEM
A-5 TIME (FOR PEOPLE)
B-1 LET’S DANCE EVERYNIGHT
B-2 ELECTROMONCE
B-3 LOVE SOMEBODY
B-4 CIRCULATION
ジュランは1984年9月26日に、東京・九段会館でライブを行っています
ここで全4曲を聴くことが出来ます
ついでに、当時放送されていたNHK-FM『サウンド・ストリート』について解説しておきます
この番組は以下の著名なパーソナリティーによって放送されていました、当時の若者達に絶大な人気があったラジオ番組です
月曜日:佐野元春
火曜日:坂本龍一
水曜日:甲斐よしひろ
木曜日:山下達郎
金曜日:渋谷陽一
教授(坂本龍一)は1981年4月7日~1986年3月18日までの”火曜日”を担当していました
その番組の中でも『デモテープ特集』と言うアマチュアの作品を紹介するコーナーがありまして、それがとても人気がありました
この中で『ジュラン』の二人が紹介されたり、アマチュア時代の『槇原敬之』さんや『テイ・トウワ』さん等の曲も流れたことがありました
ジュランは1983年11月8日の『第5回 デモテープ特集』で紹介されました
その時、教授が『この二人は機材を完璧に使いこなしている。レコード会社がスカウトしたら良いのではないか』とコメントしていて、実際に翌1984年に、シングル『Imaginary Doll』でデビューを果たしたのでした
自分は、ジュランの中で特に好きなのは『Imaginary doll』と『Electric day』『Because of Love』『Rouge Train』です
『Imaginary Doll』はデビューシングルで、その後のアルバムにも収録されていますが、微妙に音が違っています
自分はシングル版の『Imaginary Doll』の方が好きです
◆Imajinary Doll JULLAN◆
ちなみにこの『Imaginary Doll』は、日本未発売のバージョンがあります
イギリスで発売されたコンピレーション・アルバム『BLUSH ON BLACK』に入れられた曲で、日本版の物とは違い、Roland TR-808を基本としたリズムに、フェーザーを深くかけたようなボーカルを乗せています
このアルバムの2曲目に収録されていました
Blush On Black 1984年 UK
A-1 Pleasure In Pink Run
A-2 Jullan Imaginary Doll
A-3 Zaine Griff Mental Pictures
A-4 Stranger Than Fiction One Life
A-5 Duffo And So It Rains In Venice
A-6 Fear Of The Dark Love That Burns
B-1 Zaine Griff Turn Out The Light
B-2 Pleasure In Pink Turn To Fall
B-3 Duffo I Want To Be The Pilot
B-4 Listen (3) Here Come The Rats
B-5 La La Bam Bam Is It…?
B-6 Stranger Than Fiction Breaking The Bond
なんと、このアルバムを”soundcloud”で見つけましたので、興味のある方は聴いてみて下さい
https://soundcloud.com/blush-on-black
『Electric day』は、アルバム版と、サウンド・ストリートで紹介された”デモ・テープ版”がありますが、どちらも格好良くて好きです
◆Electric Day JULLAN◆
◆Electric Day JULLAN サウンドストリート デモ・テープ・バージョン◆
『Because of Love』は、日本語版と英語版がありますが、普通にシングルで発売された日本語版の方が好きです
◆Because of Love JULLAN◆
『Rouge Train』はシングル版と12インチ版がありますが、どちらも好きです
特にイントロの部分がものすごく哀愁があって良いですね
◆Rouge Train JULLAN◆
ジュランは、良い意味で謎の部分が多く、情報がとても少ないのが現実です
どなたか、他に情報を持っている方や、メンバーの3人のその後を知っておられる方がいましたら、ぜひ教えて下さいね
最後に。。。かなり前になりますが、知人に頼まれて作った、ジュランのCDジャケットの写真を載せて終了したいと思います
当時は、まだCDRのディスクが1枚1000円~2000円と高額で、プリンターやスキャナーも一体型の物は無く、完全に別で揃えていた時代です
PCも”Pentium 75MHz”と言う、当時の最先端のマシーン(笑)で取り込んで編集をして、YAMAHAの最上級CDRレコーダーで作ったCDですので、とても想いで深いものがあります
その時、JULLANの全シングルとアルバムをCD化しましたので、その内の一部だけ載せます(クリックしても音は聞こえませんよっ笑)
では皆さま、今日一日を有意義に、そして楽しく過ごして下さいね
また、すぐにブログを書きたいと思います