◆ありがとう梯郁太郎さん!ローランドの機材を大切にします!◆

オッドアイ猫みなさま、おはようございます。

 

オッドアイ猫4月1日に楽器メーカー”ローランド”の創設者である”梯郁太郎”さんが旅立たれたという報告を受けました。

 

 

オッドアイ猫それで、今回は梯さんの事を回想すると共に、彼の残してくれたRolandの機材について書きたいと思います。

 

オッドアイ猫梯さんは、1930年大阪の生まれで、幼少の頃は戦争の影響もあり、祖父母の住む宮崎県で過ごしました。

そこで、自ら独学で腕時計の構造を学び、なんと16歳で「かけはし時計店」と言うお店を開業しました。すでに、その頃から技術力を持ち、経営能力を発揮していたんですね。

 

オッドアイ猫そして20歳になった時に、大学受験を機に宮崎から故郷の大阪に戻りました。

しかし大学受験するための単位が足りないことが分かり、高校の夜間部に入学したりしましたが、その頃は思い病気だった結核に感染していたことが分かり、学校をやめて療養所である”千石荘”での入院生活を送ることになりました。

その入院生活中も、時計やラジオの修理を行い、生活の糧にしていたそうです。

そして、一時は症状が悪化したものの、入院から4年目には回復し退院する事が出来ました。

 

オッドアイ猫退院後、結婚をしてから”カケハシ無線”と言う会社を設立しました。

梯さんはその頃、クラッシックのバッロクオルガンの曲を良く聴いていて、実際に本物のパイプオルガンを見学しに行き、その時に電子回路でオルガンを作る事が閃いたのです。

そして、試作器第1号を作りましたが、その音は全然納得のいくものでは無かったようです。

 

 

オッドアイ猫カケハシ無線の経営は順調で従業員も20名以上になってきて、28歳の時に念願であった”エース電子工業”を設立して、本格的に楽器製造に乗り出したのでした。

エース電子の初代オルガン”SX-601″はナショナルのテクニトーンとして売り出されました。その後エース電子は規模を大きくしていきましたが、経営母体が変化をしていったこともあり、エース電子を離れる決意をした梯さんは、ついに1972年4月にローランドを設立したのでした!

 

オッドアイ猫そして1973年に、Roland初のシンセサイザー”SH-1000″が発売されました!

これは自分も2台程所有していますが、エディットがし易くとても綺麗な音が出ます。

この頃のシンセはまだ、今のように和音が出るシンセではなく、モノフォニックと言う単音しか出ないシンセでしたが、アナログ特有の音は今も手放すことが出来ません。

 

 

オッドアイ猫この頃の小型のシンセサイザーは、他のメインのオルガンなどの和音楽器の上に置いて、リードサウンドを弾くと言うのが主流でした。

手前に音色の切り替えのスイッチが付いていて、瞬時に音が変えられるのも特徴でした。音色が切り替えられると言っても10音色のプリセットのみでしたが、普通に音作りも出来た機種でしたので、このSH-1000はとても優れたシンセサイザーだと思います。

ちなみにこの後に出たSH-2000はプリセットの音色に多少のエディットが出来るのみでしたので、音作り重視の方にはSH-1000が合っていると思います。

 

オッドアイ猫このSH-1000は、小室哲哉さんが高2の頃手に入れたファーストシンセだそうです。

もうすでにこの頃から、梯さんは音楽業界に影響を与えていたんですね。

その後のローランドの快挙は説明をする必要もない程ですが、またの機会にローランドのアナログシンセサイザーの歴史を詳しく書いて行きたいと思います。

今回は簡単な説明だけをしておきます。

 

Roland SH-1000

 

 

オッドアイ猫ローランド初期のアナログシンセサイザーは、70年代と80年代の様々なミュージシャンに影響を与えました。

一般普及型のSHシリーズは、音色の作り方が分かりやすく、初心者の方でも取り組みやすいものでした。

初期型のRoland SH-1000から始まり、SH-2000と続き、パネルが改良され整理されたSH-09、SH-2、SH-3A,モジュラーシンセを意識した感じのSH-5、SH-7へと続き、SH-101では、自動演奏をするシーケンサーを内蔵して、グリップを取り付けるとショルダーキーボードにもなりました。

 

オッドアイ猫そして、プロフェッショナル御用達の上級モデルとして、Roland JUPITER(ジュピター)シリーズがありました。

JUPITER-4、JUPITER-6、JUPITER-8は全て保管してあります。

それぞれの数字が、そのシンセサイザーの最大和音数(ポリフォニック数)を表しています。

一応、JUPITER-4の単音モデルの様であり、SHシリーズの高級機種の様でもある”Promars”と言うモデルもありますが、これもこの中に入れても良いかと個人的に思います。

 

Roland Jupiter-8

Roland Promars

 

オッドアイ猫そして、時代はモノフォニック(単音)シンセサイザーから、ポリフォニック(和音)シンセサイザーの時代に変わります。

 

オッドアイ猫JUPITERシリーズはプロ仕様と言うこともあり、あまりにも高額だったため一般の方は購入出来なかったのですが、その後普及モデルとして”Roland Juno シリーズ”が出てきました。

 

オッドアイ猫Juno-6、Juno-60、Juno-106,Juno106S (SP付)α-Juno-1、α-Juno-2等の機種がありました。

今でもこのJunoシリーズはとても人気がありますが、個人的には修理出来る方でない限り”Juno-106″はお勧め出来ません。

とても有名な事ですが、Juno-106はフィルター回路の故障が多いですので、維持していくのはなかなか苦労します。

 

Roland Juno-60

 

オッドアイ猫そしてローランドは、メインのシンセサイザーの他にも、いろいろな周辺機器を出して来ました。

その中でも特に音楽業界に影響を与えたのが、リズムマシーンRoland TR-808とTR-909、そしてベースマシーンRoland TB-303です!

 

オッドアイ猫Roland TR-808は完全なアナログ回路を持ち、その内蔵シーケンサーから生み出される独自のグルーヴ感も、他のマシンでは決して真似の出来ないものがあります。

これは、販売当時から現在まで様々な音楽ジャンルで使われています。

 

Roland TR-808

 

オッドアイ猫Roland TR-909は主に、その強烈なアタック感と重量感のあるBASSドラムと、はじけるような存在感のあるスネアドラムが特徴であるドラムマシンです。

それこそ90年代から2000年代にかけて、ダンスミュージックからJ-POPに至るまで、このドラムマシンが使われていない曲がなかった程流行った機材で、今でもこの音は様々な曲で使用されています。

 

Roland TR-909

 

オッドアイ猫そしてベースライン Roland TB-303ですが、以前も自分のブログで簡単なレビューを書きましたが、このシーケンサーから発せられる超強烈な音は、何物にも代えられないサウンドが炸裂します!

 

バックナンバー

◆名機 Roland 『TB-303』と『TB-03』『TB-3』についてレビューします♪◆

 

Roland TB-303

 

オッドアイ猫もちろん、この3機種の他にも、音楽に影響を与えたローランドの機材は数多くありますが、特にこの3つの機種は音楽の基本となるリズムを奏でるだけに、様々なミュージシャン達の武器として長い間愛用されてきました。もちろん、現在もです!

 

オッドアイ猫以前も掲載しましたが、このTB-303の歴史を知ることが出来るドキュメンタリー『TB-303 Documentary Bassline』と、TR-808をモチーフとしてえがかれた映画『808 THE MOVIE』を載せておきますので、またお時間のあります時に見て下さいね。

英語ですが、何となく雰囲気は分かると思います。

 

オッドアイ猫特にこのTB-303ドキュメンタリーの中の冒頭では、梯さんとローランドの歴史について説明していますので、見ているととても楽しいです。

 

TB-303 Documentary Bassline

808 THE MOVIE

 

オッドアイ猫自分も、ローランドのシンセサイザーは本当に大好きで、おそらくヤマハと同じくらいかそれ以上愛用していると思います。自分の音楽人生になくてはならない物です。

 

オッドアイ猫これらの、とても素敵で良い音を奏でてくれるシンセサイザーや、周辺機器を開発していただいて本当に感謝しています。梯さんには今は感謝の言葉しかないです!

 

オッドアイ猫これからも、この機材達を大切に扱って行きたいと思います。

 

オッドアイ猫また、壊れたローランドの機材を見つけましたら、喜んでそれを受け入れて、修理をして活用して、次の世代に渡せるようにしたいと思います。

 

 

オッドアイ猫実際の所、ローランドの初期のシンセサイザーをいくつも所有していますが、本当になかなか故障知らずで頑丈な機材が多いです。

 

オッドアイ猫この様な素晴らしい機材を与えて下さいまして、梯さんには本当に感謝しています!

 

オッドアイ猫また、ローランドの個々のシンセや、歴史については詳しくブログに書きたいと思います。

 

オッドアイ猫では梯さん、これからもローランドのシンセを使って、より良い曲を作りたいと思いますので、ぜひ見守っていて下さい。本当にお世話になりました。ありがとうございました!